土地探しのパートナー

土地情報の入手元

土地情報を探す場合、今はインターネットで検索して探すケースが多いでしょう。

インターネット上には不動産情報を扱うサイトがたくさんあります。

SUMOやホームズなど複数の不動産会社が情報を掲載していて、条件を入力して検索すると条件に合致する情報が見つかるのでとても便利です。

でも情報はかなり入手できますが、買っても良い土地かどうかまでは自信を持って判断するのは難しいと感じる人が多いのではないでしょうか？

もちろんサイト上の情報だけでは決められませんから現地を実際に見に行くことになるでしょう。

そうなると自ずと情報を掲載している問い合わせ先の不動産会社へ連絡をすることになります。

そこで不動産会社と初めてコンタクトを取ることになるケースが多いのではないでしょうか？

土地を探すから不動産会社へコンタクトを取るのは至極当然な行動です。

でも土地の情報は不動産会社以外からも入手できます。

不動産会社以外の情報源

不動産の売買情報や賃貸情報は宅建業者共通の「レインズ」と呼ばれるデーターベースに登録されています。

このレインズは基本的には業者であれば誰でも見れる情報です。

インターネットに掲載されていないくてもレインズに登録されている情報もあります。

そして宅建業者はなにも不動産会社だけではありません。

工務店やハウスメーカーの中にも宅建業登録している会社はたくさんあります。

宅建業登録しているなら営業マンがレインズを使えるようにしている会社もあります。

（していない会社もありますが・・）

もし宅建業登録していなくても不動産会社とのパイプは持っているものです。

あなたが土地を買う目的がマイホームの建築や中古物件を購入してリフォームやリノベーションを考えているのならハウスメーカーや工務店など建物のプロも絡めて探したほうがより良い土地に巡り合える可能性があります。

なぜなら不動産会社お営業マンは不動産のプロではありますが、建築のプロではないケースが多いからです。

「餅は餅屋」で家を建てる目的があるなら建築の視点からもアドバイスをもらいながら探していくことをお勧めします。

敷地自体は素晴らしくてもそこに至る道路が狭くて、施工する際に重機が使えないから建築コストが割高になるなんてケースもあり得ます。

一見するとちょっと条件が悪い土地に見えても設計の工夫で快適な住まいを実現できることもあります。

不動産のプロの不動産会社と建築のプロを巻き込んで進めるほうが後から

「想定外の費用が発生した」

ということも減ります。

またハウスメーカーは土地の仲介は本業ではなくても土地情報は不動産会社から流れてきます。

あなたの建物の要望が分かればそれを実現できる土地を一緒に探してくれる営業マンもいます。

リフォームやリノベーション前提でもやはり建物のプロに購入前に物件を一緒に見てもらったほうが

リフォーム費用の目安も先に知ることができます。何より建物の修繕の必要度合いも把握できます。

注文建築を考えるならスケジュールに気を付けて

土地を先に見つけてから、ハウスメーカーを探そうと順番を考えている人もいるかもしれませんが、それは実はあまり賢い方法ではありません。

土地を決めたら建物の工事契約も急がなくてはいけないお金の事情があります。

土地を見つけて、契約までの手続きを進めようとすると急に物事がバタバタとし始めます。

何故なら住宅ローンの本審査をするために建物の請負契約が必要になるケースが多いからです。

土地を買っておいて、建物はゆっくりと探したいと思うかもしれませんが、住宅ローンを借りて土地を購入するなら

なかなかそれが実現できないかもしれません。

住宅ローンは自宅を購入するために借りるものです。

住宅ローンという商品自体、銀行も自宅の購入や建築だから条件を良くして貸してくれています。

土地だけ買って、自宅を建てないということは住宅ローンの商品的にはありえないことなのです。

そのため、住宅ローンの本審査の必要書類に建物の請負契約書が入ってきます。それも捺印済みのものを。

契約をしていれば当然、建物も建築する前提ですから住宅ローンの審査ができるという訳です。

土地の契約を交わすと「土地残代金決済」といって手付金以外の残りを支払い、所有権を自分に変更する手続きを行う日が設定されます。

その日は特別な事情がなければ契約の１か月後や2か月後に設定されます。

土地の購入に住宅ローンを利用するならそれまでに住宅ローンの審査を終わらせて、銀行とのローンの契約も済ます必要があります。

先に触れたようにこのスケジュールに間に合わせるために建物の請負契約も急がなくてはいけません。

ゆっくりハウスメーカーを比較してなんてことがやりづらくなっています。

銀行の中には土地分の住宅ローンと建物建築分の住宅ローンを別々に取り扱ってくれるところもあります。

こういった銀行を利用すれば土地分の住宅ローンの審査には建物の請負契約は不要なので先に土地を購入しておいて、ハウスメーカーはじっくり探すということも可能です。