千葉マイホーム購入サポートセンターの佐藤です。
今日は設計事務所でマイホームを計画することを考えてみたいと思います。
設計事務所に依頼することは特別なこと?
実はハウスメーカーや工務店にお願いする時も設計事務所に設計を依頼していることになっています。
分かりやすくいうと ハウスメーカーの場合、 〇〇ハウス という会社があったら、〇〇ハウスは建設業の免許を持っています。
同時に「〇〇ハウス一級建築士事務所」 と設計事務所登録をしているケースがほとんどです。
これは法律に基づいて必要な登録をするとこういった形になっているだけの話です。
つまり〇〇ハウスで建築する際は 「〇〇ハウス一級建築事務所」に設計業務をお願いしていることになります。
これが工務店の場合、同じように自社で設計士を抱えていれば別に設計事務所の登録がされています。
自社で設計士を抱えていない場合は外部の設計事務所にお願いすることになります。
建築条件付きの分譲地を購入しようと商談を進めている場合に設計の打ち合わせになったら
提携している設計事務所の設計士さんが登場するというケースも少なくありません。
〇〇不動産の分譲地を購入したら、建築会社は△△工務店に限定されていました。
そして設計業務は△△工務店提携の××設計事務所が担当しています。なんて形になります。
そう考えると注文建築をする場合は認識度の差はあるけれど、皆さん、設計事務所にお願いしていることになります。
まぁここの話は法律的な縛りの話でもあるので、神経質になる部分ではありませんが(笑)
独立した設計事務所にお願いするメリット・デメリット
一般に「設計事務所にお願いする」というと最初から「◇◇設計工房」のような独立した設計事務所に設計の相談を
するようにイメージされます。
設計事務所選びも自ずと
自分たちのこだわりや要望をどう形にしてもらえるのか?
自分たちと設計士さんは相性が良いのか?
なんて視点で比較されるケースが多いようです。
なかには雑誌やHPでみた実例写真を見て「こんな雰囲気の家を作りたい!」と選ぶケースもあります。
家づくりサポートをさせていただく依頼者の中にはこういった独立した設計事務所にお願いする依頼者が少なくありません。
そして家づくりに関わってみて感じる設計事務所にお願いするメリット・デメリットがあります。
ざっと挙げると次のようです。
メリット
デメリット
設計事務所と計画を進めるには時間が必要
独立して特に一戸建てにこだわって業務を行っている設計事務所に関しては本当に依頼者の生活シーンを考えた「良いものを作りたい」という想いを強く感じます。
結果、そういったものを作り上げようと思うと1,2回会ったくらいで形にすることは難しいと思います。
じっくりとこだわっていきたい場合や後悔の少ない家にしようとすると設計事務所にお願いするのはとても良い選択です。
一方で工務店やハウスメーカーでもじっくり打ち合わせはできますが、請負契約を結ぶことを急ぐ傾向があります。
「請負契約後でも打ち合わせをして変更はできます」と言うもののそこは本業が建築です。
早く建築工事を始めたい思いもありますし、何より他の現場との兼ね合いで
この時期くらいから工事に入れるだろうと職人さんを段取りしています。
「2か月後には着工するのでそれまでに打ち合わせをすべて終わらせてください」などと急かされるケースがあります。
もちろんその期限までに打ち合わせが終わらなければ工事の段取りはやり直しますが、
なかなかじっくりと打ち合わせをしようという雰囲気はなくなってきます。
ハウスメーカーや工務店の場合、自社のこだわりで仕様を固定している部分があります。変更可能とは言っても制限される部分もあります。
こだわっていきたい、じっくりやりたいという時は設計事務所をパートナーに選ぶのはとても良い選択肢になりえます。
実際に僕が関わった依頼者の中には設計業務に1年近くかかった方もいます。別の方も10か月近くかかった方もいます。
いづれの方も予算が潤沢にあったわけではありません。
限られた予算の中でいかに自分のこだわりを実現し、逆にどこでコストダウンを図るのかそんなことを設計士さんと行っていきました。
設計事務所にお願いする場合、施工する建築会社は設計事務所と選定をしていくことになります。
設計士さんの目から見ても施工品質が安心でき、コスト的にも予算を意識した建築会社の選定が可能になります。
ハウスメーカー・工務店をご自身で直接選ぶ場合、見積書も割と早い段階で提示していただけ、比較に必要な情報はすぐに手に入ります。
でもその情報を見極めて、どう選択していくのかはなかなか難しいものがあります。
結局、最後はどこが良いのか分からなくなり
「営業マンが信用できる」
「会社が大きくて安心」
「値引きをたくさんしてくれた」
なんて理由で決めているケースも少ないありません。
設計事務所と一緒に選定すると設計士の視点からのアドバイスも加味しながら自分たちにベストな選択をすることも容易になります。
工務店・ハウスメーカーで計画を進めるメリット
工務店・ハウスメーカーで計画を進めることは良くないことのように受け取られても困るので、少し触れておきます。
ハウスメーカーや地域でも規模の大きめの工務店などは、仕様なども効率的に決められるようにあらかじめ選択肢を絞ってあるケースがあります。大手のハウスメーカーなどは自社オリジナルの設備や仕様などが存在します。
世の中には住宅設備だけでも数え切れない種類があります。海外からの輸入も前提に考えると正直、選択肢は無限とあります。
設計事務所と計画をする場合はそういった無限の選択肢から自分たちが一番納得できるひとつを探し出すことも可能でしょう。
ハウスメーカーや工務店でも不可能ではありませんが、特注扱いで費用が割高になる可能性もあります。
何よりハウスメーカーのように仕様に自社基準を設けて、工場で部材を製造していると別規格で対応することが苦手な側面もあります。
それでも効率的に計画内容を決めて、新居を手に入れたい方にはハウスメーカーや工務店は悪い選択ではありません。
特にハウスメーカーは会社の仕組みを窓口になる営業マンが上手に活用してくれればストレスが少なく様々な手続きや選択もしていけます。
例えるならば、
ハウスメーカーで建てる = イオンモールで買い物する ように一か所で全てのものが揃えられるイメージです。
設計事務所で建てる = 専門店をいくつか渡り歩いて必要なものを買いそろえるイメージです。
手間はハウスメーカーのほうが少なくすみます。でもじっくり選びながら楽しんでいくには設計事務所で建てる方が良いかもしれません。
設計監理料はまちまち
設計事務所にお願いすると「設計料」が必要になります。
これもハウスメーカーや工務店にお願いすると不要かというとそういわけではありません。
工事代金の中に項目を設けて計上されています。
設計事務所にお願いすると余計な費用がかかると捉えている方がたまにいますが、決して余計な費用ではありません。
どこで建てようが必ず必要になる費用です。
そして設計事務所の仕事は図面を作るだけではありません。
打ち合わせをして作った図面をきちんと工事をしてるか現場を監理する役割も負っています。
だから設計監理料という呼び方をしています。
ただその費用形態は設計事務所によってまちまちです。
僕が知る範囲でも 工事代金の10%〜12%というところもあれば、一戸建て住宅ということであれば、一律の料金体系のところもあります。
今はインターネットで設計事務所の情報は得やすい状況です。
もし設計事務所で建築するということが気になる方は探してみても良いと思います。
設計事務所で進める場合に一緒に検討してみても良い点
設計事務所で計画を進める場合にフォローが手薄になりがちなのが資金計画や住宅ローンに関わるところです。
設計士さんも建築のプロではありますが、お金についてはあまり触れられないという方が多いです。
ハウスメーカーなら営業マンが住宅ローンの手続きなどをサポートしてくれたり、代行してくれるところが、設計事務所の場合はご自身でやらなければいけなくなります。
それこそ建築会社を選ぶには設計士さんのアドバイスが得られるけど、住宅ローンの借り方や選択については別に相談できる存在があると安心です。
すこし宣伝になりますが、当サポートセンターではそんな設計事務所で計画を進めたいという方向けにお金周りをサポートするサービスを提供しています。
ご自身で進めるには不安があるという場合にハウスメーカー出身で住宅建築の現場にも詳しいファイナンシャルプランナーがサポートをしていきます。
ご興味がありましたら、どうぞ一度、お問い合わせください。
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