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「親の終活」のはじめの一歩

2025/01/07
「親の終活」のはじめの一歩


「終活」という言葉は、週刊誌で老い支度の特集をした際に作られた造語です。

今やすっかり市民権を得ているようにも感じます。


50歳代の特に女性からこんな相談を受けることがあります。


「80歳代の親に終活をしてほしいのだけれど、どうやったらやってくれますか?」


今回はその質問の答えを考えてみたいと思います。


そもそも「終活」とは?


世間の多くの人は「終活=死ぬための準備」というような捉え方をしています。

なので、身の回りの整理をして、物や情報の整理などの断捨離と

自分のお葬式やお墓をどうするか?なんてことを考え、準備することと捉えています。


この捉え方を僕は半分だけ当たっていますと答えます。


僕は「終活」は、「終」と「活」に分けて考えると良いと思っています。


「終」は文字通り、老い支度に通じる身の回りの整理です。

「活」は残りの人生をまだまだ活き活き生きるための活動です。


「終」という字が与える印象がどうしても「死」に繋がりやすいことは否定しません。

でも「死に支度」ではなく、どちらかと言えば「老い支度」と思っています。


仕事も引退して、社会活動も少なくなり、自分だけの時間になった時に改めてどう活き活きと過ごしていくのか?


を実践するためには、不要になった物の整理も必要だし、

身体が弱ってくることも年齢相応にあるから、

万一の時に周囲に迷惑を掛けずに対応してもらうための準備も必要でしょう。


でも、逆説的ですが、それは死ぬための準備ではなく、

これからも楽しく生きていくための準備だと思います。


「終活」を「これからも活き活きと生きていくための準備」と捉えてみると


そうは言っても世間一般には「終活」は「死に支度」に近いイメージがあるため、


いきなり親に「終活しておいてね」なんて言えば、


「早く死んでほしいってことか!」


って怒られるか、逆に悲しませる結果になるかもしれません。


なので、まずは親に



  • 「これからどんなことをしたいのか?」
  • 「これからまだやれるなら何がしたいのか?」


そんな明るい話題から会話してみてはどうでしょうか?


「もう今更、何もないよ~」


なんて言うかもしれませんが、本当に何もないなら、

それはそれで素晴らしいことです。


やりたいことをやってきた人生ってことですから・・・


ポイントは死ぬための話ではなく、生きていくための話題から会話を増やしていくことだと思います。


エンディングノートは必ずしも書かなくても良い


終活のツールのひとつにエンディングノートがあります。

遺言書のように堅苦しくなく、気軽に書くことができるものです。

子供の立場からは、もしもの相続の時に書いてあると助かる面もあります。


例えば、銀行口座の一覧とかの財産目録的なものとか・・・


亡くなってから実家のあちらこちらを探して、通帳を見つけて、

中には使っているのかどうなのか分からないような通帳も出てきて、ひとつひとつ通帳記帳してみたり

なんて経験をお持ちの方もいるのでは?


こういった情報はエンディングノートに書いてあると実際のところ助かります。


また、家族への想いなどを書くページがあったりしますが、

面と向かっては言えなかった気持ちが書いてあると

それはそれで後で見つけた時にうれしいかもしれません。


でもそれもこれも実は日頃からコミュニケーションが取れていれば、エンディングノートがなくても大丈夫だったりはします。


そう書いている自分も実家は同じ市内ですが、

偉そうに言えるほどコミュニケーションを取っているか?


と問われれば、ハイとは言えない自分がいます。


でも綺麗ごとかもしれないけど、両親がまだ健在なら、

何でもない時でも連絡を取ってみませんか?


親の終活ってそこから始まる気がしています。



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