結婚して、子供も生まれて、そろそろマイホームも現実的に考えようとしているなら是非、知っておいて欲しいポイントがあります。
7つのポイントにまとめて、数回に分けて触れていきたいと思います。
今回はその第三回です。
第一回と第二回はこちらです。
7つのポイントとは

7つのポイントをおさらいしておきます。
- 家計の現実を知る → 第一回
- 住宅ローンを安易に選ばない → 第一回
- 支払時期から逆算した資金の用意をする → 第二回
- 税金・補助金を知っておく → → 第二回
- 家計の適切な予算を知っておく → 第三回
- お金の問題から目をそらさない → 第三回
- 計画の初期段階に把握しておく → 第三回
5.家計の適切な予算を知っておく
マイホーム購入の予算、とりわけ住宅ローンの借入額について考える時に皆さんがひとつの目安にしているのが
「今、支払っている家賃」
です。
分かりやすいですし、何より既に支払っている家賃が住宅ローンの返済額に置き換わるだけなら家計のダメージは少ないように感じます。
でも、そもそも支払っている家賃が適正ではなかったらどうしますか?
今は大丈夫でも将来の家族の変化に対処できそうでしょうか?
不安な人も自信がある人もぜひ、大きな買い物になるマイホーム購入の際には是非、一度確認してもらうと良いと思います。
ファイナンシャルプランナーに相談していただくこともひとつの方法ですが、ご自身でキャッシュフロー表を作成してみるのも良いと思います。
以前にそんなコラムも書いています。
是非、参考にしてください。
もしご自身でキャッシュフロー表を作るならオススメなソフトはこちらです
ご自身が考える予算をシミュレーションしても良いですし、どのくらいの予算が上限になるのか?ということを確認する使い方もできます。
適正な予算を確認しておく理由はもちろん予算の目安を意識するためですが、
個人的にはその予算を絶対に超えてはいけなとは思っていません。
ただどうしても予算を超える時にはまず「予算を超えている」という認識をしっかり持ちましょう。
そして超えた分をどう辻褄を合わせるのか、またシミュレーションしましょう。
勢いで予算を超えた買い物をして、そのままにしないでおきましょうということです。
実はこれはとても大事です。多かれ少なかれ家計には何か問題はあります。
でもついつい問題が顕在化してないときには、気づいていないフリをしてしまいます。
顕在化していない時こそその問題を解決していくのに良いタイミングです。
顕在化してくると目先の出来事を解消すること、目先の火消しにまずは労力を注がなければいけません。
マイホームを考えるタイミングは問題を直視する良いタイミングでもあります。
大きな金額を動かすために家族で否応なしにお金の話をする良いタイミングにもなります。
人によってはこのタイミングで家族に内緒だった借金がばれてしまうということもあります。
一見すると良くない出来事かもしれませんが、透明性をもって取り組めるきっかけになるのでそれはそれで良かったと思います。
7.計画の初期段階に把握しておく

ここまで書いてきたことはできるならマイホーム計画の初期段階に取り組むことがベストです。
家計のシミュレーションもハウスメーカーや不動産会社との契約が決まっている段階で来られる方もいます。
何か問題があっても計画を中断するには手付金を放棄しなけばいけないなど方向転換もしづらくなります。
お金の問題は常に付きまといますし、適正な予算が見えなければ本来は物件を探すこともできないはずです。
だって予算が決まらないのにどんな条件で探すのですか?
マイホームを買って後悔してほしくないと思っています。
また元ハウスメーカーの人間としても新築・中古問わずせっかくご自身で選択をして買った物件なら何年経っても愛着を持って使ってほしいなと思っています。
たまに築年数は古いけど、良く手入れをされている家に出会うことがあります。
単純に素敵だなと思いますし、住んでいる方の家に対する愛着を感じるだけではなく、その家族自体がとても充実した生活を送っているようにも伝わってきます。
是非、家を買って人生が辛くならないマイホーム計画を実現してくださいね。